社員紹介/機構設計課
■機構設計課
田中 伸之
入社当時は加工部門に配属になりました。最初に覚えたのがヤスリの使い方でした。
その後は、穴あけ、タップ加工、フライス加工、研磨、ボーリングと覚えていきましたが、最初のころはよく失敗して上司に怒られていた思い出があります。マシニング、ワイヤ放電加工のプログラム作成や操作の担当をした後、入社5年目に設計課に配属になりました。
担当業務
今では、検査機、加工機、自動機などジャンルは問わずになんでも設計しています。
少し前まで2D-CADで設計しておりましたが、今では半分ぐらいが3D-CADにシフトしてきており、お客様とのやりとりからいずれは完全に3D-CADになると考えています。
設計で大変なところは設計次第で原価のほとんどが決まってしまうところです。
部品点数、組立や配線のしやすさ、調整デバック時間が決まり、美しい専用機かどうかも設計段階で大きく決まります。いかにお客様のニーズにこたえられるかが設計の醍醐味だと思います。
印象に残った仕事
今まで大変な仕事はいろいろありましたが、小さい部品をスプリングに入れてそれを製品に挿入する専用機が一番大変でした。
部品が小さくて吸着も中々できず、スプリング供給もエアで飛ばす構造だったため、スプリングに組み付けた物を製品に入れるのに苦労しました。途中で振動させないと製品が絡まるために電気店でシェーバーを購入してつけたことがありました。
これが一番印象に残る苦労した経験です。
機構設計課から見た当社の強み
当社の強みは社内で設計、加工、組立、ソフト作成と一貫してできることだと思います。
また、多能工が多いため加工、組立、配線等工程でボトルネックになっている部署に臨機応変に対応することが可能です。さらに多能工を増やし、より一層、強力な体制とするため、社員同士で業務を教え合っています。